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2016/10/16 日曜日

クリスト講演会

今年で開館10年目を迎える、札幌宮の森美術館。
10周年の記念企画展として「クリストとジャンヌ=クロード展」をスタートしています。
展覧会に先立ち、10月3日(月)にクリストさんをお迎えしました。
クリストとジャンヌ=クロードの作品をメインコレクションとするこの美術館を支え続けてくれた関係者、ならびに現代アートファンのみなさんのおかげと心から感謝いたします。

茨城県とカリフォルニア州を舞台にした《 The Umbrella, Japan-USA,1984 -1991 》(アンブレラ)から25 年目の今年、水戸芸術館で開催される同プロジェクトのドキュメンテーション展(主催:公益財団法人水戸芸術振興財団、読売新聞社)のためにクリストが来日され、当館では最新作をまじえた展覧会とアーティストによる講演会を開催しました。


6年ぶりに来札されたクリストさん。
美術館に到着後は、「クリストとジャンヌ=クロード展」をご覧になり、
クリストとジャンヌ=クロードのお二人のリビングルームに飾られていたという
思い出の作品「包まれた缶と瓶」1958-59 を
ご自身で展示してくださいました。
この作品の展示の位置は、作品写真で確認しているのですが、
クリストさんの作品の展示はこのような配置でした。
「なるほど….」確かにこの位置もしっくり馴染んでいます。
新しい配置がとても新鮮に見えてきました。


クリストさんと宮の森美術館名誉館長 静間順二氏


講演会は宮の森美術館特設会場で開催。
今年6月に実現した、北イタリアのイゼオ湖で最新作《The Floating Piers, Lake Iseo, Italy, 2014-16》(フローティング・ピアーズ)の
お話を中心に、今までのプロジェクトについての意図や、経緯を解説。現在進行中のプロテクトについても力強い口調で語り続けるクリストさん。


講演会の後半は質疑応答の時間。できるだけたくさんの若い人の質問に答えたい。
2時間半、座らず、立ったまま、矢継ぎ早に質疑に答えるクリストさんの力強い言葉に、
圧倒され勇気をもらいました。お元気なお姿に次回のプロジェクトにも期待が高まります。
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講演会の後のレセプションでは
みなさん和やかにクリストさんと共に時間を過ごされました。

クリストさん来館という、大きなプロジェクトの後の静かな美術館。
今回の展覧会では札幌宮の森美術館のコレクションの中から新収蔵作品など、
初期の最初期の作品から、クリストとジャンヌ=クロードが長年にわたって実現してきた20を
超える野外プロジェクトをクリストが描いたドローイングやコラージュ、写真などで紹介しています。
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今回初めて展示した作品や、最新「フローティング・ピアーズ」のプロジェクト写真
の紹介もあり作品数は100点以上。
11月からは秘蔵映像も、お見せしたいと思います。
詳しくはHPなどでご確認ください。

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