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宮島達男 「その人と思想」展

会期 : 2010年10月22日(金) ― 2011年2月6日(日)
主催 : 札幌宮の森美術館
後援 : 札幌市 札幌市教育委員会
企画 : NPO法人CAPSS


ABOUT THE EXHIBITION

東京藝術大学在学中より、自己の存在意味を確認する数々のパフォーマンスによって作家活動をスタートした宮島達男は、80年代半ばより発光ダイオード(LED)を用いたデジタル・カウンターの作品を制作。88年のヴェネチア・ビエンナーレ・アペルト部門への出品により国内外で注目を浴びて以来、世界的な規模で精力的に活動する現代美術家です。

「それは変化しつづける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という三つの制作コンセプトのもと、「1」から「9」のカウンタ-が、それぞれ異なる速度で明滅を繰り返すインスタレーションは、人間のライフ・サイクルの連続性や永遠性を示しています。

99年のヴェネチア・ビエンナーレでは日本館代表作家として、5×34メ-トルの巨大な壁面に2400個もの発光ダイオードをちりばめた作品《メガデス》を出品し、広島や長崎の原爆による大量破壊と膨大な死(Mega Death)をはじめとする、戦争と殺戮の時代であった20世紀を総括することで大きな話題を呼びました。95年以降には再びパフォーマンスを再開。第二次世界大戦により長崎で被爆しながらも生き残った柿の木の苗木を、世界各地に植樹する「時の蘇生-柿の木プロジェクト」など、人間のライフ・サイクルや時間という概念に対して、独自のコンセプトによる新たなアプローチを試みています。

本展は、作家活動30年の歩みを綴った「宮島達男解体新書 すべてが人間の存在のために」の出版を記念し、アーティスト宮島達男が今日までたどってきた創作の過程、その思想の変遷を、当時の貴重な記録写真や資料、ドローイング、インスタレーションなどで検証する試みです。30年に渡るその作家活動の全貌を、是非この機会にご高覧下さい。

宮島達男と北海道の関わり
宮島達男は高校卒業後(1976年~)の数年間の浪人時代、鬱屈した日常から脱却すべく何らかの希望を探してバックパッカーとして北海道へ渡りました。その際、札幌のみならず小樽、新冠、知床、宗谷岬など北海道の各地を放浪し、1980年~東京芸術大学入学後も夏休みを利用して、天売島の民宿で住み込みのアルバイトをしながら映像作品「オロロン」も制作しています。

今回の宮島達男がアーティストとしての成長過程を資料と作品で検証する展覧会が、宮島が“心のふるさと”呼ぶ北海道の地で開催されることは、近年のサイト/場所性を重要視する作家の態度とも呼応し有意義なものとなるでしょう。

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撮影 岸野友遊


BOOK

『宮島達男・解体新書 すべては人間の存在のために』

『宮島達男・解体新書 すべては人間の存在のために』
宮島達男の30年にも渡る作家人生全てを語り下ろした渾身の一冊
Akio Nagasawa Publishing 453ページ/ハード・カバー 2,940円(税込)

ARTIST

宮島達男 Tatsuo Miyajima
1957 東京に生まれる
1984 東京藝術大学美術学部油画科卒業
1986 東京藝術大学美術研究科絵画専攻修了
1988 第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ アペルト部門出品
1990 アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の招きでニューヨークに滞在
1990-1991ドイツ文化省芸術家留学基金(DAAD)留学生としてベルリンに滞在
1993 カルティエ現代美術財団アーティスト・イン・レジデンス・プログラムによりパリに滞在
1999 第48回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館出品
現在 東北芸術工科大学 副学長
主な個展(2000年以降)
2000年 
「メガデス:シャウト!シャウト!カウント!」東京オペラシティーアートギャラリー(東京)
「モニズム・デュアリズム」SCAIザ・バスハウス (東京)
「カウンター・ピーシーズ」シュツットガルト市立美術館 (シュツットガルト)
「カウンター・カフェ」ベネッセ・コミュニケーション・ギャラリー (東京)
「トータリー・オブ・ライフ」ルーリング・オーガスティン (ニューヨーク)
2001年
「チェンジング・タイム・ウイズ・チェンジング・セルフ」 ブッフマンギャラリーケルン (ケルン)
2002年
「カウント・オブ・ライフ」アート・ソンジェ美術館 (慶州)
「ホワイト・イン・ユー」SCAI アート・バスハウス、(東京)
2003年
「カウンター・ミー・オン」ブッフマン・ギャラリー (ケルン)
「宮島達男展」ギャラリー・ジャビエールロペツ (マドリッド)
2004年
「宮島達男展」ローマ市立現代美術館 (ローマ)
2005年
「ビヨンド・ザ・デス(死の三部作)」熊本市現代美術館 (熊本)
「宮島達男展」熊本市現代美術館 (熊本)
2006年
「フラジャイル」SCAI ザ・バスハウス (東京)
2007年
「 フラジャイル・ワールド」ギャラリー・ブッフマン (ベルリン)
2008年
「 宮島達男 Art in You」水戸芸術館 (茨城)
「 Tatsuo Miyjima タイムトレイン 時間と数字と宇宙」レックリングハウゼン (ドイツ)
「38」モンギン・アート・センター ソウル (韓国)
2009年
「PILE UP LIFE」リッソン・ギャラリー (ロンドン)
2010年
「宮島達男 - その人と思想展」BLDギャラリー(東京) 

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左から) <Clock for 300 thousand Years>(1987) © Tatsuo Miyajima Office
<Sea of Time>1988 設営風景 © Tatsuo Miyajima Office
<NA.AR (voice) >(1981) © Tatsuo Miyajima Office
Counter Skin in Teuri - 5 © Tatsuo Miyajima Office

主なコレクション
原美術館、東京/Dannheisser Foundation、ニューヨーク/いわき市立美術館、福島/テート・ギャラリー、ロンドン/Deste Foundation for Contemporary Art、アテネ、ギリシャ/カナダ国立美術館、オタワ、オンタリオ/滋賀県立近代美術館、滋賀/広島市現代美術館、広島/名古屋市美術館、名古屋/Samsung Cultural Foundation、ソウル/ニューサウスウェールズ美術館、シドニー/ファーレ立川、東京/京都国立近代美術館、京都/千葉市美術館、千葉/カルティエ現代美術館、パリ/東京オペラシティ、東京/埼玉県立近代美術館、埼玉/ジュネーブ大学、スイス/豊田市美術館、愛知/東京都現代美術館、東京/直島現代美術館、香川/フォートワース美術館、アメリカ/埼玉県立大学、埼玉/La Caixa、バルセロナ、スペイン/Staatsgalerie Moderner Kunst、ミュンヘン、ドイツ/テートギャラリー、ロンドン、イギリス/シカゴ現代美術館、シカゴ、アメリカ/熊本市現代美術館、日本、熊本

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宮島達男と語る「ぐっとくる話」
宮島達男と共に参加者が持ち寄った各々の"ぐっとくるもの"について語り合いましょう。発表者の発言をもとに、参加者全員でディスカッションをします。10名程度の発表者は当日宮島達男が指名致します。宮島達男が一番"ぐっときた"発表者には"ぐっとくる大賞"をプレゼント致します。
日時 : 1月22日(土) 18:00~20:00
会場 : 札幌宮の森美術館 特設会場
参加費 : 500円

特設

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「Art in T-shirts Project」
宮島フォントを使用し、あなただけの他にはないオリジナル宮島Tシャツをシルクスクリーンで制作するワーク・ショップです。制作されたTシャツは各自お持ち帰り頂けます。
日時 : 11月6 日(土)13:00/15:30
会場 : 札幌宮の森美術館 特設会場
定員 : 各20名
参加費 : 2500円(Tシャツ代含む)

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宮島達男スライドトーク
日時 : 2010年10月24日(日)18:00~
会場 : 札幌宮の森美術館 特設会場
参加費 : 500円(観覧料は別途)

特設

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