(C) MIYANOMORI ART MUSEUM, SAPPORO
SAKIKO NOMURA Photo Exhibition -Night Flight, Black Darkness, Polaroid N-
会期 : 2009年4月11日(土) - 2009年6月14日(日)
観覧料 : 一般500円 高大生300円 中学生以下 無料
開館時間 : 11:00 - 19:00(入館は18:30まで)
/ 休館日 : 月曜日(祝日の場合は翌日)
主催 : 札幌宮の森美術館 他
企画 : NPO法人CAPSS(芸術文化事業支援機構)
/ 企画協力 : Akio Nagasawa Publishing
野村佐紀子は、写真家を志した日から、“カメラを持たずにいた日は2日あったけれど、それは自分にとって人生に必要のない日だった”という。また、“写真に撮ってはいけないものは、それは私の人生に必要のないもの”と言い切るほど、彼女にとって写真と実人生は、全くの重なり合った存在のようだ。
主に、男性を被写体としたヌード写真で知られる彼女だが、なんでもない街角の風景やモノ、そして日常の出来事などカメラの前に広がる世界は、被写体としてすべて等価だという。そしてそれらのモノ、コトたちが、“撮れ”といって迫ってくるらしい。今までに知られてきた男性ヌードの作品群は、野村佐紀子の写真世界の断片でしかなかったのだ。
今回の展覧会は、モノクロ、カラー、ポラロイドと、様々な手法によって写し撮られた日常の風景、出来事で構成された、野村佐紀子の写真世界の総体を見せる初めて展覧会となるだろう。
(C) MIYANOMORI ART MUSEUM, SAPPORO (C) SAKIKO NOMURA
1967年山口県下関市生。九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、91年より荒木経惟に師事する。93年初の個展「針の ない時計」を開催以降、東京を中心にヨーロッパ、アジアでも精力的に個展・グループ展を行い高い評価を得ている。主な写真集に97年『裸の時間』(平凡 社)、2000年『愛の時間』(BPM)、02年『黒猫』(t.i.g.)、05年『tsukuyomi』(マッチアンドカンパニー)、06年『近藤良 平』(マッチアンドカンパニー)、08年『夜間飛行』(リトルモア)、08年『黒闇』(Akio Nagasawa Publishing)など。